メガネもネット通販で気軽に買える時代ですが、気を付けるべきポイントを私なりに考えてみました
●フレーム
レンズサイズ、ブリッジサイズ、テンプルサイズなどデータがあれば購入できます
気になるところはフレームの軽さ、質感、仕上げ、しなやかさ、カラーリングなど手に取ってみないと感じられない部分があることとあくまで工場出荷状態で型くずれしているかもしれないことです
当店では入荷した商品の仕上げ、ネジ、キズなど細かく検品し「調子取り」というフィットしやすくするための整形作業を1本ずつ丁寧に行っています
●度数
右目左目の球面度数、円柱度数、乱視軸、PD(瞳孔間距離）の数値が分かればレンズも購入できます
気になるところは「瞳孔中心とレンズ光学中心」が違うとピントがズレて矯正視力や眼精疲労の可能性があります
当店ではお買上げいただいたレンズ光学中心とお客様の瞳孔中心の位置取りを1本ずつ丁寧に行っています
●かけ心地
半製品であるフレームをネット通販で購入してみると「かけ心地」がまあまあイイ・・・かもしれません
気になるところは瞳孔距離、左右の締め付け圧バランス、鼻のフィット感、耳もとの掛かりなどなど理想のかけ心地とはほど遠いでしょう
当店では「メガネの命はフィッティングです」を信念とする横田流フィッティング術でテンションレスで快適なかけ心地を、おひとりずつに合わせて楽しくご提案いたします
みなさまもこれらに注意して上手にお買い物を楽しんでください
また、「認定眼鏡士」を認定・教育する、内閣総理大臣認定の公益団体の日本眼鏡技術者協会の下記の意見を示しています
出典：公益社団法人 日本眼鏡技術者協会ＨＰ
消費者のみなさまは、ＷＥＢや新聞広告で眼鏡を通信販売する業者を数多くご覧になっていることと思います。
眼鏡販売は、測定・フィッティング・アフターフォローなどお客様と対面することで初めて可能な技術行為を伴う販売です。ところが通信という販売手段では、対面による技術行為は不可能で、必要な眼鏡調整技術を完遂しておりません。そのような業者がいくら眼鏡販売と表現していても、良識ある眼鏡技術者の行 為とは言えません。なぜなら眼鏡は、完成された状態でお客様のお顔に正しくフィットされて、初めて機能を発揮するものだからです。
またこのような業者の中には「フィッティング等不具合であれば、お近くの眼鏡店で直してもらってください。おそらく無料で直してくれます」などと標榜す るところもありますが、自店の商品について、事後のフィッティングや不具合のアフターフォローの責任を一方的に他の販売店に転嫁することは、眼鏡技術者に 課せられた販売者としての責任を放棄する行為で、商倫理として許されるものではありません。
消費者のみなさまは以上のことにご理解頂き、良識と責任を持った認定眼鏡士のいる眼鏡取扱い店を選んで頂きますよう、お願い致します。
